
もうすぐkrishna blueの1stアルバム『World’s End』の発売日です!
昨年秋に結成したkrishna blue。
初ライブを行った時にはレパートリーは6曲しかなかったのだけど、年末に予定してたレコーディングがミニアルバムから急遽フルアルバムへと変更になり、かなりタイトな進行でのアルバム制作でした。
このkrishna blueというバンドの結成の経緯を思い起こしてみると…
2015年にやった岸根さんとの弾き語りライブがキッカケかもしれない。
お互いの持ち曲を一緒にやったりして楽しかったので、是非今度はバンド形態でやろうなんて話をしてたっけ…
翌2016年にはEBYさんを誘って、岸根光+Yukino+EBYというトリオ編成で一度だけライブもやった。
これはカバー中心のライブだったけど、krishna blueの原点だったかもしれない。
更に1年後の2017年、単発ユニットではなくコンスタントに活動出来るバンドを組もうと、dip-ashで一緒にやってたベーシスト八田さんを誘いkrishna blueを結成した。
結成の経緯はそんな感じだが、コンセプト的な話は特に決めてなかった。
岸根光ソロからBLUME、SoL、stylus、bluevoxの流れ、また同時期に自分がやっていたdip-ashからの流れで自然に今のサウンドになってると思う。
何ら気負ったりする事もなく…
レコーディングの方は急遽曲数が増え、作詞作曲でバタバタしてしまい、キチンとしたプリプロも出来ずにスタジオ入り…
しかし、リズム隊の二人は素晴らしいプレイヤーなので、サクサクと良いテイクを収めていき、あっという間にリズム録りを終えてしまう。。。
自分は本来、とにかく素材をいっぱい録り込み、それを自宅でじっくり編集して作り込むという、かなり時間のかかるタイプだったんだけど、今回のタイトなスケジュールでは流石にそれも難しい…
そこで今回はあえてラフで生っぽい感じに仕上げようと極力編集を避けた。
本当は録り直したいテイクも多々あったけど(笑)
あと、今回はAUTO-MODで多用してたアンプモデリングや各種シミュレートも極力避け、キチンとアンプを鳴らしてる音を録りました(笑)
そしてこれまた自分的には珍しく、使用したアンプはフェンダーTWIN REVERBのみでした。
マイキングや録り音はエンジニアにお任せだったけど、狙い通りの音で録ってくれて感謝!
さて、前置きが長くなったけど1曲ずつ解説的なものを…
M1.silencio parque
(作詞:岸根光 / 作曲:Yukino)
フルアルバムにすると決まって急遽作った曲。
メロとアレンジまで出来て歌詞で悩んでいたら、岸根さんがあっという間に詞を乗せてくれた。
デモ音源はメロを歌ではなくシンセで入れてたから、歌い方のイメージとか伝わるかなぁと心配してたけど…
さすが岸根さん!バッチリでした!!
若い頃、BowieやDoors経由でハマったクルト・ヴァイルへの憧憬、Nick CaveやTom Waitsの影響は否めません(笑)
M2.night song
(作詞:岸根光 / 作曲:岸根光)
かなりマイナー感の強いコード進行だけど、ベースとドラムのグルーヴがかなり強力なので、その上でなるべく浮遊感を出そうと意識した曲。
間奏部分のギターはE-BOWを使用。
このアルバムの8割位の曲でE-BOWやSustainiacを使ってます。
M3.escape
(作詞:Yukino / 作曲:Yukino)
dip-ash時代に自分が歌ってた曲なんだけど、前述した弾き語りで岸根さんが歌ったら凄く雰囲気が合ってたので、初ライブ以降krishna blueのレパートリーに加えさせて貰った。
この曲とM1、M9のみキーボードも弾きました。
アコギは八田さんです。
M4.N.E.G.A
(作詞:岸根光 / 作曲:岸根光)
EBYさん拘りのタムワークが売りの曲!
間奏はどちらかと言うとベースソロのようなニュアンスなので、これまたE-BOWでオブリ的なフレーズを弾いてます。
M5.Maria
(作詞:岸根光 / 作曲:岸根光)
岸根さんが以前から弾き語りなんかでも披露してた曲。
ギターソロにはSustainiac使用。
個人的には八田さんのアコギが肝だと思ってます。
M6.spider
(作詞:岸根光 / 作曲:岸根光)
アルバム収録数を増やすにあたって、急遽岸根さんが持ち込んだ曲。
おそらくアルバム中、一番音数の少ないシンプルなアレンジ。
ベースの低音と声の質感の気持ち良さを特に意識した仕上りになったと思います。
この曲のギターは全編岸根さん。
M7.nothing
(作詞:岸根光 / 作曲:岸根光)
今のところ唯一毎回ライブで演奏している曲。
たしか結成時に一番最初に合わせた曲で、当初抱いたバンドのイメージに一番近かったのかもしれない。
テーマリフはE-BOW使用。
M8.蜉蝣
(作詞:岸根光 / 作曲:岸根光)
一番ロックっぽいノリの曲なので、もしかしたらkrishna blue的には少し異色なのかもしれない(笑)
今後はライブ向けにこういう曲も増やしたいな。
ギターソロはSustainiac使用。
M9.In the veil
(作詞:Yukino, 岸根光 / 作曲:Yukino)
ピアノのインスト曲として作った曲を、レコーディング開始の数日前に急遽バンドアレンジにして歌を乗せた曲。
まともなデモを作る時間もなく、慌ててリズムループにピアノと歌だけ入れたモノを皆に聴いて貰い、あとは各々に委ねたので、録りながらアレンジを確認していくという…
信頼出来るメンバーだと、こういう録り方は面白くて好き。
そしてギリギリまで1コーラス分しか出来てなかった歌詞の続きは岸根さんが作ってくれた!
メンバーが皆、仕事が早い人ばかりなので助かったなぁ(笑)
この曲はミックスでカットしたトラック含め色々アイデアがあるので、そのうちリミックスやりたいなぁと思ってます。
ちなみにドラムは竹ヒゴとブラシで叩いてます。
M10.World’s End
(作詞:岸根光 / 作曲:岸根光)
ドラマティックな曲なのでアルバムラストに配置して、アルバムタイトルにしました。
八田さんのフレットレスベース、後半のドラムの音像、アンビエントでフリーキーな岸根さんのギターが気に入ってます。

krishna blue 1st album “World’s End”
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